たばこ店の看板猫 “幸福の招き猫”ハチのほっこり物語

集英社みらい文庫 640円(本体)+税
集英社みらい文庫 640円(本体)+税

 たばこ店の看板猫で、八の字まゆ毛の“こまり顔”で有名な猫「ハチ」。「幸運の招き猫」と呼ばれ、多くのメディアで取り上げられて、一躍人気者となった。その生い立ちから現在までの全てが一冊の本「こまり顔の看板猫!ハチの物語」(集英社みらい文庫)になった。


(末尾に写真特集があります)


 ハチは2011年4月生まれのメス。真っ白い身体によく映える八の字まゆ毛が特徴で、住まいは水戸市。その年の夏から、昼間はたばこ店で「アルバイト」をしている。


 本書には、すっかり有名猫となったハチの誰も知らなかった秘密と、飼い主さんとの強い絆が描かれている。飼い主さんとの出会いから、「ひとり暮らし」と、たばこ店での「アルバイト」のきっかけ、ハチの兄弟姉妹猫のその後、にせものハチの出現、2度の脱走など、ドラマあふれるエピソードが満載だ。

 

集英社みらい文庫提供
集英社みらい文庫提供

 出版のきっかけを編集者に聞くと、2015年6月にNHKで放送された「ドキュメント72時間」で、3日間ハチに密着した回を編集者が見たことが始まりだったという。


「まず、ハチの太~い八の字まゆ毛にびっくりして釘付けになり、番組が終わるころには、『ハチの生い立ちから今までの全てを知りたい!本にしたい!』という気持ちが沸きあがり、飼い主さんに企画書をお送りしました」


「ハチが、飼い主さんやたばこ店の店長さん親子にどれだけ大切にされてきたか、そこで育まれた絆が、地元商店街の人たちや、ハチに会いにくるお客さんたちにも広がっていく様子を、本書を通じて感じていただければ嬉しいです」


 著者は児童書作家でフリーランスライター、写真家のにしまつひろし氏。著書に『犬のおまわりさんボギー ボクは、日本初の“警察広報犬”』『猫のたま駅長 ローカル線を救った町の物語』(いずれもハート出版)などがある。

 

『こまり顔の看板猫!ハチの物語』

にしまつひろし (著)
集英社みらい文庫
新書: 160ページ
定価:640円(本体)+税

 

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